シー・エム・ティです。
本日は、試料粉砕機で使用する容器とロッドの材質選定についてお話させていただきす。選定にあたって、概ね2点の基準になります。

①粉砕する試料の硬度よりも容器/ロッドが固いこと
②容器/ロッドの材質の成分が試料に混ざっても容易に判別できる材質であること
*容器とロッドから試料への異物混入(コンタミ)は発生する為、
 粉砕した試料の成分を分析する場合などは、分析結果から容器/ロッドの成分を
 省きます。

〈粉砕機用ロッドの選定について〉

ロッドの形状はAロッド/Bロッド/Cロッド/ボールがございます。

Aロッド
鉱物、岩石、セラミック、合金鉄他、広範囲の部室に対して優れた
粉砕能力を発揮するタイプなので、マルチにお使いいただけるロッドになります。



Bロッド
繊維質など砕けにくい材質で切断作用が必要な場合に適している
カッティングロッドになります。



Cロッド
Cロッドはの効力は、Aロッドに準じております。
アルミナ、ジルコニア、窒化ケイ素はこの丸タイプを標準ロッドとして
採用しております。



ボール
粒子を球状に近くする粉砕作用をもっておりますので、粒径が小さくなり
微粉砕用としてロッドとの組合せにより、効率の良い粉砕が可能となっております。




基本的な選定基準といたしましてご紹介させていただきました。
ご参考になれば幸いです。
選定でお困りの際は、お気兼ねなくお問い合わせくださいますようお願い申し上げます。
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それでは、次回の投稿もよろしくお願いいたします。